現地時間4月29日18時頃、無事にアメリカ・ニューヨーク、ジョン・F・ケネディ空港に到着しました。いよいよ明日から、本格的に活動が始まります。明日は、NPT再検討会議第3回準備委員会の傍聴や国連国際学校訪問、中満国連事務次長兼軍縮担当上級代表への署名の手交式など、行事が盛りだくさんです。国連国際学校訪問では、国連国際学校の私たちと同年代の生徒と「核兵器を廃絶するためにはどのようなことが必要か」、「平和な世界を構築するためには、若者はどのような活動ができるか」について、ディスカッションを行います。普段はあまり聞くことのできない意見を聞けることかと思います。積極的に対話し、全身で学んできます。
4月30日は、午前中、NPT再検討会議第3回準備委員会を傍聴しました。イギリスやニュージーランド、グアテマラなど、各国のリーダーたちが自国のNPTに対する政策報告や世界の核に関わる問題提起、そしてNPTの在り方・位置づけについての意見を述べていました。 午後からは、国連国際学校を訪問しました。同年代の若者と、意見交流をする際に、ユース非核特使たちのプレゼンテーションを行いました。ディスカッションでは、4つのグループに分かれ、私のグループでは、「市民社会で若者が、核廃絶のためにできることはなにか」というトピックで話し合いました。彼らは、想像以上に核問題に積極的で、とても刺激になりました。「核の実相を国内(日本)の若者に伝え、核の実相について"知らない"人に、興味を持たせる」と修道高校の生徒が発言すると、彼らは大きく頷いていました。核保有国に住む学生と核の問題について共に考えることの重要性、また、自分たちの視野の狭さに痛感しました。